こんにちは!元映像翻訳者のシネホリちゃんです。映画から英語を学ぶのが大好きで、映画をいろんな角度で楽しんでいます🎬今日は狂気の映画『ザ・メニュー』(2022)から、実際に使える英会話フレーズをご紹介します。
高級レストランを舞台にしたサスペンス・スリラーである本作。緊張感のある展開の中にも、実は日常で使えるフレーズが隠れているんです!
🎬 映画『ザ・メニュー』について
本作は、isolated island(隔離された島)にある超高級レストラン「ホーソン」を舞台に繰り広げられるスリリングな作品。レイフ・ファインズ演じるジュリアン・スローヴィク料理長の下、12名の来客たちが予想外のディナーコースを体験することに…。
では早速、作中の印象的なシーンとともに、使えるフレーズを見ていきましょう!
🗣️ フレーズ1:「I’ll take care of it.」
シーン説明
マーゴット(アニャ・テイラー=ジョイ)とタイラー(ニコラス・ホルト)が受付で予約を確認するシーン。タイラーが支払いについて「I’ll take care of it.」と告げます。
フレーズ解説
- 直訳:「私が面倒を見ます」
- ニュアンス:「私が担当/処理/支払いします」「お任せください」
- 使用場面:
- 仕事での責任引き受け
- 支払いの申し出(「おごるよ。」よりも「ここは私が。」みたいな、少しかしこまった感じ。)
- 問題解決の約束
実践例
🔹 会議でのタスク分担
A: “Who will prepare the presentation?”(誰がプレゼンの準備をしてくれる?)
B: “I’ll take care of it.”(私が担当します。)
🔹 レストランでの支払い
A: “Should we split the bill?”(割り勘にしますか?)
B: “No, no, I’ll take care of it.”(いえいえ、ここは私が。)
🗣️ フレーズ2:「That’s not what you asked for.」
シーン説明
コース料理の途中、あるゲストが注文と違うものが出てきたと文句を言うシーン。シェフのジュリアン・スローヴィクは冷静に「That’s not what you asked for, but that’s what you need.」と返します。
フレーズ解説
- 直訳:「それはあなたが求めたものではないが、あなたに必要なものだ。」
- ニュアンス:「頼まれたものではないが、あなたに必要なものです。」
- 使用場面:(ちょっと応用して)
- 仕事での修正依頼
- サービスへのクレーム対応
- 誤解の指摘
実践例
🔹 仕事での修正依頼
A: “Here’s the draft design.”(これがデザインの草案です)
B: “That’s not what you asked for. We need more blue tones.”(これは要望したものではないですね。我々はもっと青いトーンが欲しいです。)
🔹 カフェでの接客
Customer: “This is hot coffee.”(客:これはホットコーヒーですね)
Staff: “That’s not what you asked for? You ordered iced, right?”(店員:注文と異なりますか?アイスコーヒーをご注文でしたでしょうか?)
🗣️ フレーズ3:「Just give me a minute.」
シーン説明
緊張が高まる食事の途中、マーゴットがトイレに立つシーン。彼女は周囲の視線を受けながら「Just give me a minute.」と告げます。
フレーズ解説
- 直訳:「ちょっと時間をください」
- ニュアンス:「少々お待ちください」「すぐ戻ります」
- 使用場面:
- 会議中の離席
- 相手からの思わぬ質問で調べる時間が必要なとき
- 急な用事が発生したとき
実践例
🔹 仕事中の対応
A: “Can you check these numbers?”(Aさん:この数字、確認してくれる?)
B: “Just give me a minute, I’m on the phone.”(Bさん:ちょっと待って、電話中なんだ。)
🔹 買い物客への返事
Customer: “I need help with sizes.”(客:サイズのことで聞きたいんですけど)
Staff: “Just give me a minute, I’ll be right with you.”(店員:少々お待ちください。すぐに戻ります。)
💡 まとめ
この映画、ご覧になった方はこのフレーズが作品の中でいかに普通のフレーズを抜粋しているかがわかるかと思います🤣ほんとに、全編とおしてずっと狂気に満ちている映画なんですよ。
スプラッタ系の怖さではなく「人はこんなとんでもないことをしようとするのか。」となる怖さです。
シネホリちゃん的には、最も怖かったのはジュリアン・スローヴィクでなく、断然タイラーでした。あの状況でよく平然と料理が食えるなと😨ちょっとだけミッドサマーを見終わった感じと似ています。ジトっとした、地味な怖さです。
次回は別の映画から、また素敵なフレーズをご紹介します。それでは、Happy English Learning! ✨
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